当科では消化器疾患全般に対する外科治療を広く行っており、食道から胃・小腸・大腸・肛門にいたる消化管疾患のほかに、肝・胆・膵疾患の手術も数多く行っています。その多くが悪性疾患でもあり、術前・術後のほか外来における化学療法にも積極的に取り組んでいます。
手術全般においては特に内視鏡下外科手術(腹腔鏡下手術・胸腔鏡下手術)に積極的に取り組んでおり、全身麻酔下手術年間約600例(2006年実績)のうちの約6割を腹腔鏡下手術が占めていました。内訳は胆嚢摘出・大腸切除・胃切除・食道切除・虫垂切除・肝切除・膵切除・腸閉塞手術など多岐にわたっています。特に腹腔鏡下胆嚢摘出術は3000例、腹腔鏡下大腸切除は500例を超え(2007年2月現在)、道内では最多の症例数を誇り、全国的にも有数の症例数を数える施設となっています。
胃切除に関しては機能温存を目的に噴門側胃切除や幽門保存胃切除などの縮小手術を積極的に取り入れています。また再建に関しては胃全摘となる場合や残胃が小さくなる場合には、機能再建を目的に小腸を用いたパウチ(代用胃)再建を行っており、これにより食事摂取量の増加やダンピング症状の軽減に役立っています。さらにこれらの手術を腹腔鏡下に行うことで、さらなる侵襲の軽減を図っています。
大腸癌の手術では全症例の6割が腹腔鏡下手術の対象となっています。下部直腸癌に対しては肛門温存手術に積極的に取り組み、超低位前方切除・経肛門的吻合や肛門括約筋合併直腸切除なども取り入れています。
肛門疾患では痔核・痔ろう・裂肛などに対する手術治療のほかに、痔核に対する四段階注射による硬化療法も取り入れ、各種の病状に合わせた治療が可能となっています。
四段階注射による硬化療法は、ジオン注(成分:硫酸アルミニウムカリウム、タンニン酸)を用いる新しい痔核注射法で平成16年7月に承認されました。脱出後、指などで押し戻さないとならない(第3度)や常に脱出している(第4度)の治療に使用されます。治療法は1つの痔核に対して4つに分けて注射を行う非常に高度な手技が必要で、この治療を行うには専門の講習を受け、認定をされた医師でなければならなく全道でも限られた施設のみとなっています。手術を行うよりも負担が少なく、短い入院期間で退院できます。
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| 森田 高行 | 藤田 美芳 |
| 副院長 | 外科部長 |
| 昭和56年 | 昭和58年 |
| 北海道大学医学部卒業 | 北海道大学医学部卒業 |
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| 岡村 圭祐 | 市村 龍之助 | 福島 正之 |
| 医長 | 医長 | 医長 |
| 旭川医科大学卒業 | 北海道大学医学部卒業 | 産業医科大学卒業 |
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| 中山 智英 | 阿部 紘丈 | |
| 旭川医科大学卒業 | 旭川医科大学卒業 |